ポーカー実況アナウンサーてらこのブログ

テキサスホールデムポーカー歴13年のてらこのブログです。AJPCや夕刊フジ杯ポーカー王位決定戦などの実況を担当。著者「人気実況者てらこの はじめてのポーカー テキサスホールデムで勝つ」KADOKAWAより絶賛発売中!

報道から一夜明け

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https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_19886.html

 

昨日から大混乱だった大阪ミナミでの出来事。

 

シェアするまでもなくポーカーをしない方にも、既に知れ渡ったこと。

 

日本の法律で賭けが禁止されてることは言うまでもないけれど、こうやって逮捕者が出てしまうのは残念。

 

いや、今回は「残念」という言葉で片付けてはならないから、ひと眠りした今から、時系列を頭のなかで整理して、Blogに書かせて貰うことにした。

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「健全な普及を目指す」

日本ポーカー協会のことは、NPOとして設立された当時から良く知ってるし、なんなら過去には「理事になりたい」と、申し出たこともある。

 

今このタイミングでと言われそうだけど、あえて書く…断られたの。

 

「てらこさんは日本ポーカー協会の理事としてではなく、企業の代表として、ポーカー業界と向き合うべき」

 

話を聞かされたときは協会から距離を置かれたのかと思い、寂しいという感情すらあった。

 

だけど、今、このポジションにいることは意味があることなんだと、肝に銘じてる。

 

ちゃんと説明するから!

 

まず、今回のニュースで言葉がひとり歩きしちゃてる「渡航補助サポート」って、賭博を推奨するものじゃないということを書くね。

 

NPOとして認可を受けるときに、警察および弁護士と相談しながらスキームを組み立てたと聞いてる。

 

海外のトーナメントにチャレンジする際、それに掛かるエア、ホテル、エントリー費を補助するという目的で、先にそれを利用するプレイヤーは自腹で費用を支払い、領収書をレポートと一緒に協会へ提出すれば、後日、振込で対応される…というルールなの。

 

助成金みたいなシステム、そう解釈してる。

 

ところが、コロナ禍の問題で海外に行けなくなり、この権利が1年間で切れるという懸案事項が残った。一応、期間延長には応じてた筈だけど、当面、海外行く予定ない場合はどうなるの…ということで、もしかしたら、国内のサテライトとかにも一部、利用できるようにしたのかもしれない。

 

これだけでもズレちゃってるけど、じゃあ、どう対応するのが正解なのか、正直、わからない。

 

台湾にはAJPC がトーナメントを認めさせて、法律そのものを変えたという国際的な事例があるのだけど、どうも日本には「歩み寄る」という姿勢が欠落しているようにも見受けられる。

 

ポーカー=ギャンブル

 

ではないけれど、そう解釈されちゃってるから、聞く耳持たれないという負のスパイラルにハマって抜け出せないのも現実ではあるのよ。

 

今回、容疑を否認してる三久保さん。

知ってるどころか、むしろ業界では仲の良いほう。

 

大阪へ行けば、野田でおでんを一緒に食べてるし、パラダイスシティも一緒のタイミングで行ったし。

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https://youtu.be/h5dIlf0omVA

となりの人間国宝さんですし!

 

賭けポーカーみたら「やめろ」って、言うくらいの人でしたよ…私が知ってる彼は。

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日本ポーカー協会って、東京と関西とでは仕切ってる人が違うので取引口座も別らしいのですが、名前が一緒だと、そう説明しても却下されそうですよね😥

 

今後も事情聴取は続くでしょうし、今回の一件で、業界全体が騒然としたわけですから、本当の意味で「健全な普及を目指す」とは、どういうことなのかを考えていきたいよね。

 

タイミング良いのか悪いのか…

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私、1ヶ月後くらいにポーカーの本、出すんですよ。もう、原稿は書き終えていて、こんな感じで最終調整してるの。

 

イムリーだなと思ったのは、

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アミューズメントポーカーとの向き合い方

という項目も6章でガッツリ取り上げてるからね!

 

私にできること…書けること、ちゃんと向き合うこと。

 

引き続き、考えて行動していくよ。